今日はワインの話です。
今、ワインの世界では環境の変化、世代交代、人材の移動、
又、栽培、醸造の技術の進歩などで、
以前とはワインのありようが変化してきていると思います。
当然、消費者の嗜好の変化も見逃せません。
しかしワインはお酒であることには変りありません。
フランス料理では、ワインは料理と一緒に戴く食中酒とされているので、
食べ合せの相性が重要になってくるのです。それぞれ戴いて、
それぞれ美味しいと思っても、一緒に口の中に入った途端
とんでもないものになった。ということもあるのですから。
両方の美味しさが倍になるようにワインを戴きたいものですね。
フランスワインは土地から生まれるテロワールを大切にします、
日本の1、5倍の面積のある大地から生まれてくるワインたちは、
多種多様の個性を持っています。そして
フランスでは地域、畑ごとに厳しい法律もあるので,その個性は以外に分かりやすく、
飲みながらフランスを感じるには、よい媒体にもなっているとも思います。
色々飲んでみたくもなる、そしてワインマニアの出現となるのですね。
(ワインマニアはそれだけの理由ではないでしょうが)
旅先で美味しいワイン(料理も同じですが)に出会う。
帰宅後は美味しいワインを飲みながら行った先のことを思い出す。
私などは、戴くワインの風景、葡萄畑、シャトーなどを勝手に思い浮かべ、
ロマンに浸るのです。結構見当違いな事も多いでしょうけれど。
で、食卓が楽しくなるのです。居ながらにしてフランス旅行。
酔っているだけかもしれませんが。でも、そんな夢を見れるのは、
遠い国からやってきたフランスワインだからかも知れません。
ですからお客様が召し上がったワインの空き瓶、なかなか捨てられず、
ラベルを眺めながら時を過ごすこともあります。
所詮アルコールですから、のん兵衛なだけかも知れませんが、
こんな楽しみ方もいいですよ! おすすめです!
又、最近はインターネットの普及で、作り手の顔、考え方などが知れて
より身近になったことも確かです
皆、情熱、プライドを持ってワイン作りをしています。
私たちも、そんなワインたちに後押しされながら、
ワインに負けないよう、美味しいフランス料理と店作りをしています