2012年4月13日金曜日

フランスワイン


今日はワインの話です。
今、ワインの世界では環境の変化、世代交代、人材の移動、
又、栽培、醸造の技術の進歩などで、
以前とはワインのありようが変化してきていると思います。
当然、消費者の嗜好の変化も見逃せません。
しかしワインはお酒であることには変りありません。
フランス料理では、ワインは料理と一緒に戴く食中酒とされているので、
食べ合せの相性が重要になってくるのです。それぞれ戴いて、
それぞれ美味しいと思っても、一緒に口の中に入った途端
とんでもないものになった。ということもあるのですから。
両方の美味しさが倍になるようにワインを戴きたいものですね。
フランスワインは土地から生まれるテロワールを大切にします、
日本の1、5倍の面積のある大地から生まれてくるワインたちは、
多種多様の個性を持っています。そして
フランスでは地域、畑ごとに厳しい法律もあるので,その個性は以外に分かりやすく、
飲みながらフランスを感じるには、よい媒体にもなっているとも思います。
色々飲んでみたくもなる、そしてワインマニアの出現となるのですね。
(ワインマニアはそれだけの理由ではないでしょうが)
旅先で美味しいワイン(料理も同じですが)に出会う。
帰宅後は美味しいワインを飲みながら行った先のことを思い出す。
私などは、戴くワインの風景、葡萄畑、シャトーなどを勝手に思い浮かべ、
ロマンに浸るのです。結構見当違いな事も多いでしょうけれど。
で、食卓が楽しくなるのです。居ながらにしてフランス旅行。
酔っているだけかもしれませんが。でも、そんな夢を見れるのは、
遠い国からやってきたフランスワインだからかも知れません。
ですからお客様が召し上がったワインの空き瓶、なかなか捨てられず、
ラベルを眺めながら時を過ごすこともあります。
所詮アルコールですから、のん兵衛なだけかも知れませんが、
こんな楽しみ方もいいですよ! おすすめです!


又、最近はインターネットの普及で、作り手の顔、考え方などが知れて
より身近になったことも確かです
皆、情熱、プライドを持ってワイン作りをしています。

私たちも、そんなワインたちに後押しされながら、
ワインに負けないよう、美味しいフランス料理と店作りをしています