2013年5月15日水曜日

ショコラ・モアルの仕込み

ご注文を受けてから焼きます。
焼き上げる時間で中のショコラをトロ~リと仕上げます。
ショコラはフランス産、粉類を使っていないので軽めですが甘さは充分です。


個人的なショコラの話なのですが、
私は学生時代まではチョコレートという菓子がまるでダメ。
真反対の兄がいてチョコレート大好き。
「よくまあ~、あんな甘いものを」と、いつも思っていたことを思い出します。
店を始めた頃(30数年前)も実のところそんな感じでした。
ハーシーをバニラアイスに載せたチョコレートサンデーがやっと口に入るくらいでした。
そのうち主人がショコラのデザートをやると言うので、
フランスのショコラを仕入れ作り出したのがきっかけで、大好きに。
主人がフランスに出かけていた頃は、決まりの土産はショコラ。
フランスで購入してくるショコラは本当に美味しかったのです。
ただ甘ったるいだけと思っていたショコラに味があるのですもの。
甘さ一辺倒ではなく、ほのかな苦味、酸味があったりするのです。
今でこそフランスのショコラティエの店も日本に有るし、インターネットで購入もできるから
珍しくも無いのでしょうが、その当時はフランスのショコラは珍しかったのです。
そのフランスから持ち帰ったショコラを、本当に少しずつ、
無くなるのが惜しくて少しずつ大切に食べた事を思い出します。
今ではショコラにも国境がなくなりつつあります。
「日本人のショコラティエ」も随分増えたようです。
「日本人が作るカカオが高値で取引」なんて話も聞こえてきます
世界にはまだまだ美味しいショコラが有るのでしょうね